Volume4 ごめんね…

  Volume4 ごめんね…

レコーディングが始まった時、私にとってはじめての曲「将来へ(あすへ)」のことしか考え
ていませんでした。それだけ集中していました。
でも、一曲だけというわけにはいかないよね となって、髙橋真梨子さんをプロデュースしてき
たプロデューサーから『それなら髙橋真梨子の曲にしよう。そうだなぁ、あまりにも有名な曲
は避けて、「ごめんね…」ではどうかなぁ?』と言われました。私はレコーディングで歌える
ならば、「ごめんね…」がいいなと思っていたので、「1番歌いたい曲です」というと、すぐ
に「真梨子に聞いてみる。」とその場で電話 📞
髙橋真梨子さんからは、是非にということになりました。いつの日にか、髙橋真梨子さんの曲
を歌いたいと思っていたことが現実になった瞬間でした。
まさかご本人に確認するなんて思ってもいませんでした。
後でわかったことですが、「ごめんね…」は髙橋真梨子さんの曲の中でカラオケで一番人気の
曲でした、灯台下暗しということでしょうか(^^)
実は、プロデューサーと一緒に曲作りをしたいと思ったのは、音楽の話ではなくて、人として
の優しさあふれる言葉を聞いたからです。
「人は色んなことがある。この山本美鈴プロジェクトは思いっきり楽しんでやりましょう
よ!」と、もう一人のプロデューサーに話していました。 ビクターやテイチクのレコード会社
のトップとして、様々な経験を積まれて来て苦しいこと、悔しいこと、忘れたいこと、沢山あ
ったけど、だからこそ 楽しんで将来に残していけるいい曲を作りましょう!といわれ、一緒に
やることになりました。なんて幸せなんだろうと思った瞬間でした。
今でもプロデューサーは言っています。このプロジェクトはずっと続けていきたいから…と
プロデューサーとの打ち合わせで 生み出した数々の曲が出来るまでの話を聞かせて貰うと、あれ
もこれもプロデューサーが手掛けた曲でした。 いつもですが何も知らぬ世間知らずの私。皆様に
あたたかく受け入れてもらっています。
♬好きだったの それなのに貴方を傷つけた ごめんねの言葉 涙で云えないけど 少しここにい